イデコに入る前に知っておくこと

確定拠出年金は、わたしの投資の中で結構な紆余曲折がありました。
外資系企業に勤め、企業型DCに加入しましたが、体調を壊して退職後、ずっとそのままにしておいたら、国民年金基金連合会へ自動移換されてしまいました。その後脱退を試みるも、要件に合わず継続しか道はありませんでした。運用成績は、気分で商品選択をしていた時期のマイナスが大きく一度もプラスになっていません。
7年程前に、確定拠出年金を勉強し直して商品選択をした結果、(時期が見方をしたこともあり)持ち直しましたが、もう一歩です。

確定拠出年金

確定拠出年金には、二種類あります。
個人型は、iDeCo(イデコ)と呼ばれます。個人で一定の掛け金を設定して、自分で老後の年金を運用しながら積み立てていくものです。

企業型は、会社が出してくれる掛け金を元に、自分で老後の年金を運用しながら積み立てていくものです。

個人型のイデコは、2017年1月からほぼ全ての人が加入できるようになりました。

イデコの基本

イデコのメリット

最大のメリットは、何といっても税制優遇を受けられることです。
税制優遇は、

  1. 積み立ては、「全額所得控除」の対象です。
  2. 運用は、「運用益は非課税」です。
  3. 受け取りは、「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象です。

イデコの積立金額

積立金額は、加入者の種別ごとに異なります。

公務員:月1万2000円

会社員(企業年金あり):月1万2千円・2万円※1

会社員(企業年金あり):月2万3千円2

専業主婦(夫):月2万3千円

自営業:月6万8千円

※1企業年金の種類によって異なる。
※2国民年金基金や付加保険料と合わせて6万8千円が限度。

掛金を拠出せず、残高の運用のみを行う「運用指図者」となることもできます。

忘れがちな年金の受取開始

60歳から年金が受け取れない人もいるんです。
50歳を超えている方がイデコの加入を検討している方は要注意です。何歳から始めても、受取開始は70歳迄です。

通算加入者期間    受取可能年齢
10年以上        60歳から
8年以上        61歳から
6年以上        62歳から
4年以上        63歳から
2年以上        64歳から
最初の拠出から1カ月以上  65歳から

※通算です

ポータビリティの落とし穴

確定拠出年金のメリットの1つに、ポータビリティがあります。
ポータビリティとは、就労形態によらず、積み立てた資産をそのまま利用することができる制度です。例えば就職や転職を契機にイデコから企業型確定拠出年金(DC)へ資産を移換することが可能です。

こんな方が該当します。

  • 確定拠出年金制度のある企業に勤めていた方が、転職・退職をして、制度のない会社に転職した際や、自営業者になった場合。
  • イデコに加入していた方の勤めている企業で新しく確定拠出年金制度が導入された場合。

移換のタイミングに注意

確定拠出年金は、全て現金化して購入し直します。なので、この間に価格変動があると損をしてしまいます。

これが基本!
☞相場が下落している時に売却を行い、購入する時は上昇している時。
これができれば言うことないですが、相場は予測できません。

リーマンショックを跨いで移換をした方は、大変な思いをしました。下落局面で、何もできずに手続きが終わるのを待つことしかできませんでした。

こうすれば大丈夫
☞価格変動のない「定期預金」にして売却を行えば、価格変動リスクを回避できます。

移換を忘れてませんか?

「企業型確定拠出年金制度があった会社から、ない会社に転職した人」や「結婚退職をして就業しない人」など、移換の手続きをすっかり忘れている人がいます。
移換をし忘れると、半年後に国民年金基金連合会へ自動移換されます。(わたしやりました…)

無利息の現金の状態で管理されますので、運用の指図ができません。さらに管理手数料は差し引かれることになります。また、自動移換中の期間は老齢給付金を受けるための加入者等期間に算入されないため、受給開始の時期が遅くなる等のデメリットがあります。

自動移換の手数料

自動移換される結構な手数料がかかります。
こんな種類の手数料です。

特定運営管理機関手数料

・自動移換されるとき:3,240円
☞特定運営管理機関手数料として徴収される手数料

・自動移換されるとき:1,029円
☞国民年金基金連合会事務手数料として徴収される手数料

・自動移換されている間:51円/月
☞移換されてから、4ヶ月後の月末までに移換等の手続きがされていない場合

・移換手数料:1,080円
☞特定運営管理機関から企業型または個人型確定拠出年金へ移換する際に、特定運営管理機関手数料として徴収される手数料

わたしはこれをやってしまいました。5千円程のお金がかかりました…
こういうお金って無駄ですよね。知らないことは恐ろしいです。

前の会社で企業型確定拠出年金制度があったかどうか調べる方法

企業型DC(確定拠出年金)に入っていたか定かではない人の確かめ方です。隠し財産が、見つけられるかもしれません。

  • 前の会社の「就業規則退職金規程等」で確認をする。
  • 前の会社の「給与明細」を見る。☞企業年金掛金という項目はありませんでしたか?
  • 前の会社の人事・総務担当に聞く。
  • 特定運営管理機関に聞く。☞本人が基礎年金番号を伝えれば教えてくれます。

脱退一時金は(ほぼ)利用できません

脱退一時金は、ほとんどの方が利用できなくなりました。
2017年1月から、脱退一時金は有名無実化になりました。

利用できる方は、

  • 国民年金の免除者
  • 学生納付特例適用者・納付猶予適用者

だけです。

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