「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」どれを選べばいいのか?

はじめての投資が「FX」や「ビットコイン」ではリスクが高すぎ

「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」について、記事を書きたいなと思った理由は、
『投資をしようかと思っていますが、FXって儲かりますか?』
『ビットコインが気になるのですが、どの会社を選べばいいですか?』
といった質問を、受ける機会があったからです。

FXやビットコインを投資と思っている方は、案外多いです。

投資は、利益を得る目的で事業などに資金を出すことです。将来の利益のために、金銭を投入することでもあります。広い意味では投機やギャンブルに近い行為を含む場合があるので、FXやビットコインを思い浮かべる人がいるのでしょう。

投資

わたしは、FXやビットコインは(ほぼ)投機だと思っています。リスクの少ないやり方はあるは思いますが、主流ではないでしょう。
投機とは短期的な価格変動から、利ざやを得ようとする行為です。この「短期」が曲者です。当然ですが短期で大きな利益を上げる人もいますが、短期で大損する人もいます。

『初心者でも簡単、損をせず10倍儲ける』
『月に30万円稼ぐコツ』
『会社員が8か月で資産10倍も夢じゃない!』
これは、ネットで拾ってきたFX記事の表題です。

氷山のように、儲けた人の下には損をした人が確実に存在します。
『わたしは、このやり方で自己破産しました!』
というサイトが、儲けたことを謳うサイトより、アクセスは多くはないでしょう。

「短期的なもの」や「仕組みが複雑なもの」は、リスクが高いのでお勧めできません。
「短期的なもの」は、少しの油断もできません。
「仕組みが複雑なもの」は、全てを理解できていればいいのですが、そうでないと(自分が理解できないものにお金を出すことは)不安ではありませんか?

これからお話しする「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」は、選ぶ商品によってリスクは勿論ありますが、メリットとデメリットがはっきりしているので、自分に合ったものが探しやすいのが魅力です。

「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」気になっている人が増えてます!

2017年から、個人型確定拠出年金制度、通称「イデコ」の利用範囲が広がりました。
さらに、2018年から「つみたてNISA」がスタートするなど、税制上にメリットがある個人向資産運用制度が拡大しています。

お客様にも「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」について、お話をする機会が増えました。人によって、合うものが違います。「イデコ」「NISA」「つみたてNISA」に関心がある方は、参考にして下さいね。

イデコとは

イデコとは、加入者が積み立てで掛金を拠出して、自分で選んだ商品で運用を行い、60歳以降に年金または一時金として受け取る仕組みです。

イデコのメリット、デメリット

◎イデコのメリット
・所得控除あり
・運用益非課税
・スイッチング可能
※スイッチングは、金融商品を買い替えることです。

×イデコのデメリット
・60歳まで換金不可

イデコは、基本的に20歳以上60歳未満の全ての方が加入できます。ということは、加入が早ければ早いほど、メリットを享受できます。
一方、60歳に近い方は「NISA」や「つみたてNISA」の方がいいでしょう。

【イデコ加入資格等】

加入資格 月額 年額

自営業者・学生等

(第一号被保険者)

6.8万円 81.6万円

専業主婦等

(第三号被保険者)

2.3万円 27.6万円

サラリーマン等

(第二号被保険者)

1.2万円~2.3万円 14.4万円~27.6万円

公務員等共済加入者

(第二号被保険者)

1.2万円 14.4万円

イデコは、加入資格ごとに掛金が違ってきます。
上記をみて分かる通り、自営業の方は、月間6.8万円(年間81.6万円)拠出することができます。
イデコの最大のメリットは、「掛金拠出時の所得控除」なので、自営業の方には、強くお勧めしたいです。

自営業の方は、国民年金(と国民年金基金)にしか加入できないので、将来の年金に対する不安があります。イデコを利用することによって、自分年金を作ることができます。

イデコがあう人

課税所得がある人なので、自営業会社員の方に向いています。
掛け金が所得控除されるので、所得税住民税を節税できます。

NISAとは

NISAは、「少額投資非課税制度」の名称です。毎年決まった非課税投資枠が設定され、上場株式や投資信託の配当金(分配金)や値上がり益が非課税になる制度のことです。
日本に住む20歳以上の方が対象になります。
20歳以上である場合に利用できる「成人向けNISA」、20歳未満である場合に利用できる「ジュニアNISA」があります。今回は、成人向けNISAについてです。

NISAのメリット・デメリット

◎NISAのメリット
・年間120万円可
・運用益非課税
・換金可
・商品選択肢が多い(ETFあり)

×NISAのデメリット
・スイッチング不可
・非課税期間が5年
・恒久化不透明

「NISA」最大の魅力は、年間120万円の非課税枠です。「つみたてNISA」ですと、投資対象が株式投資信託やETFに限られますが、「NISA」は個別株やリートなどにも投資が可能です。ある程度投資資金があり、自分の裁量で売買したい人に向いています。

補足:
現行の「NISA」でも積み立ては可能です。ロールオーバー※を上手に活用すれば、最長10年間、積み立て投資ができます。
・ロールオーバーとは、5年間の非課税期間の終了後に、保有している商品を翌年の新規の非課税枠にそのまま移して、非課税での運用を継続できます。

NISAがあう人

専業主婦や、60歳を過ぎた方などで、ある程度まとまった資金がある方は、「一般NISA」がいいでしょう。年間120万円まで運用益非課税で投資できます。

つみたてNISAとは

「つみたてNISA(積立NISA)」は、2018年からスタートした新たな少額投資非課税制度です。これまでのNISAと同様、毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はゼロとなりますが、非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年という点が異なっています。

つみたてNISAのメリット・デメリット

◎つみたてNISAのメリット
・非課税期間20年
・運用益非課税
・換金可

×つみたてNISAのデメリット
・年間40万円迄
・スイッチング不可

つみたてNISAの運用期間は、20年間です。始めるのが早ければ早いほどメリットがあります。老後資金など、中長期で資産を作るならつみたてNISAです!

・現時点で、2037年末に制度が終わる予定なのです。※ロールオーバー(非課税期間の延長)はできません。注意点があります。延長や恒久化の噂だけは取り沙汰されていますが、現状2023年に終了します。予定通り2023年に制度が終わると、今年2018年が、ロールオーバーによる10年運用ができる最後の年になります。

つみたてNISAがあう人

イデコは60歳まで資金を引き出せないので、イデコに抵抗感がある人や、まとまったお金がない方は、「つみたてNISA」がいいでしょう。

NISAより金額が少なく、長期間に渡って運用を行うので、NISAよりリスクが低くなります。初めて資金運用を行う人にとってもいいでしょう。

みたてNISAをしてみたくなる記事の紹介をします。※2018年1月12日の東洋経済online鈴木 雅光さんの記事です。
「つみたてNISA」が盛り上がらない根本理由それは、金融機関の大半がほとんど「売る気なし」だからです。金融機関にとって、うま味がないからです。

次回は、商品の選び方

「NISA」と「つみたてNISA」は、スイッチングが不可能です。(商品をかえること)なので、商品の選択が超重要です。次回は、商品の選び方について、お話をします。

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