人生の変化の傾向は「年齢域」で読む
目次
年齢域って?
天体には、発達『年齢域』という考え方があります。
人は、年齢を重ねながら自分の中の様々な部分を発達させていきます。その年齢でないと理解できない事柄ってありますよね。これをそれぞれの年齢域で育成していくのです。
年齢域では、人生の変化の傾向を、出生図から推測することができます。
月の年齢域
発達年齢域:0歳~7歳
意味:感情、習慣、個人の生活領域
◎生き方の基礎的部分が作られる
水星の年齢域
発達年齢域:8歳~15歳
意味:知性、コミュニケーション能力、情報収集能力
◎適応力、敏捷性、知恵を発達させる
金星の年齢域
発達年齢域:16歳~25歳
意味:楽しむ能力、個人的感受性
◎新しい楽しみを発見する
太陽の年齢域
発達年齢域:26歳~35歳
意味:人生の目標意識
◎人生の意義を見出そうとする
火星の年齢域
発達年齢域:36歳~45歳
意味:強い意志力、推進力、行動力、積極性、攻撃性
◎個人の能力を方向づける
木星の年齢域
発達年齢域: 46歳~55歳
意味:拡大、発展、成長、容認
◎木星が示す場所を、何でも拡大・発展させる
土星の年齢域
発達年齢域: 56歳~75歳
意味:成果、責任、制限、安定性
◎人生の到達イメージ
★個人の年齢域として読むのはここまで。天王星・海王星・冥王星の年齢域は概念として記します。
天王星の年齢域
年齢域:76歳~85歳
意味:独立性、常識を超える
海王星の年齢域
年齢域:85歳以上(死ぬまで)
意味:無意識、目に見えない世界への意識
冥王星の年齢域
年齢域:死ぬ間際
意味:死と再生、魂の世界への帰還
ハウスで天体の育成場所が分かる
ハウスに入室している惑星を見ると、具体的な活動傾向を知ることができます。
ハウスを見るには、出生時間が必要になります。西洋占星術は出生時間が必要と言われる所以でもあります。
サンプル
サンプルとして、わたしの年齢期を。
12ハウス/獅子座・月
一時期家族と離れて、祖母の家に住んでいたことあり、想像の世界に浸る時間が多かった。
11ハウス/蟹座・水星
部活動が中心の学生時代を過ごす。
10ハウス/双子座・水星
大学時代は、アルバイトと卒論に燃えていた。卒論は、海外から資料を送ってもらったり、企業にインタビューに行ったりと、今思うとかなりの積極性と機動力を発揮していた。結果、卒論を新聞に取り上げて頂くといった出来事も。
会社では、クラブの世話役になり、上手くないのに地区の試合に出場していた。
11ハウス/蟹座・太陽
週末は、会社の同僚とや友人たちとテニス旅行やスキー旅行へ。スケジュール帳は、予定でいっぱい。
4ハウス/射手座・火星
外に出るより、部屋に友人を招いたり、一人で趣味の時間に浸るのが好きだった。占星術の勉強をスタートさせたのはこの時期。家で、ポテチとビールでスポーツ観戦も好きな時間。
2ハウス/天秤座・木星
↑今ココ
会社勤めを辞めて、自分の資質を活用して収入を得るというスタイルへ変更。お家で寛ぐのが大好き。
9ハウス/牡牛座・土星
遠めの旅行をしたり、本格的に勉強をしたり、アウトプットとして教える場面が増えるかな。勉強(研究)の成果を形に残すとかも。
年齢域は要チェック
クライアントのホロスコープを読むとき、まず全体をみます。その際、年齢域もチェック項目の一つです。
「わたしの年齢期の惑星は、何ハウス?」
現時点で力を入れるポイントが、分かります。